成功・失敗

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長所は短所
ちょうしょはたんしょ
意味
何かの長所をもつ人は、自分の長所に頼りすぎて失敗することがある。従って、見方を変えれば長所は短所でもあるという意味。
類義語
得手に鼻突く / 川立ちは川で果てる

登竜門
とうりゅうもん
意味
そこを通過すれば、立身出世することができる関門。

読書亡羊
どくしょぼうよう
意味
他のことに気を取られて、最も肝心な本来の任務に失敗するたとえ。

生兵法は大怪我のもと
なまびょうほうはおおけがのもと
意味
剣法をはじめとする武術を生かじりしていると、それに頼って大怪我をするということで、身についていない知識や技術によって事を失敗するというたとえ。

逃がした魚は大きい
にがしたさかなはおおきい
意味
釣り上げたと喜んだとたんに逃げられた魚は、実際よりも大きく見えるということから、いま一息で手に入れかけて失った物が一段と惜しく思われることのたとえ。

錦を衣て郷に還る
にしきをきてきょうにかえる
意味
立身出世し、普通の者では着ることができない高価な錦の衣服を身にまとって故郷に帰るという意味で、成功者として郷里に帰ることのたとえ。
類義語
故郷に錦を飾る / 故郷へ錦を着て帰る

二兎を追う者は一兎をも得ず
にとをおうものはいっとをもえず
意味
二羽の兎を同時に捕らえようとする人は一羽も捕らえることができないということで、同時に二つの物事をしようとすればどちらもうまくいかないということのたとえ。
類義語
虻蜂取らず

二の舞を演じる
にのまいをえんじる
意味
前の人と同じように舞うということで、同じ失敗を繰り返してしまうことのたとえ。
類義語
二の舞を踏む

抜け駆けの功名
ぬけがけのこうみょう
意味
戦場で味方の陣をこっそり抜け出し、敵陣に一人で攻め入って立てた武功。転じて、人を出し抜いて立てた手柄や利益のこと。

敗軍の将は兵を語らず
はいぐんのしょうはへいをかたらず
意味
戦いに敗れた将軍は、再び戦略について語る資格がないの意から、物事に失敗した者は、そのことについて意見を言う資格はないというたとえ。
類義語
敗軍の将は再び謀らず

破天荒
はてんこう
意味
今までだれも成し得なかったことを成し遂げること
類義語
未曾有 / 前代未聞

人盛んにして天に勝つ
ひとさかんにしててんにかつ
意味
人の運が強く、勢いが盛んな時には、天の正しい道理にそむいた行動をしても成功することがあるということ。ただし、一時的なものだという裏の意味がある。
類義語
人衆ければ天に勝つ / 人盛んにして神祟らず

百年論定まる
ひゃくねんろんさだまる
意味
人物やその人の業績、芸術作品の価値などは、その人の死後長い年月を経てようやくその評価が定まるものであるということ。

百里を行く者は九十里を半ばとす
ひゃくりをゆくものはくじゅうりをなかばとす
意味
百里の行程を旅する時は最後になるほど苦しいので、九十里で半分と考えるくらいにしないと無事に到達しない。同じように、何事をするにしても、残り少しの所で気を引き締めないと失敗するという戒め。
類義語
百里の道は九十里が半ば

覆轍
ふくてつ
意味
ひっくり返った車の車輪の跡のことで、前の人の失敗のあと、失敗の前例のたとえ。
類義語
前車の覆るは後車の戒め / 覆車の戒め

棒ほど願って針ほど叶う
ぼうほどねがってはりほどかなう
意味
棒ほどに大きな願いをもっていても、実際には針ほどの大きさだけ叶えられるということで、世の中は願い通りにはいかないものであることのたとえ。
類義語
富士の山ほど願って蟻塚ほど叶う

木乃伊取りが木乃伊になる
みいらとりがみいらになる
意味
人を連れ戻しに行って連れ戻される立場になったり、説得しようとした者が説得されてしまうことのたとえ。

身から出た錆
みからでたさび
意味
刀身から生じた錆が刃物の価値を損なうことで、自分の悪行が原因になって悪い結果が自分に振りかかるたとえ。
類義語
悪事身にかえる / 因果応報 / 自業自得 / 平家を滅ぼすは平家

味噌を付ける
みそをつける
意味
味噌が器に付着していると見苦しい。そこから、面目を失うような失敗をすることのたとえ。しくじってしまうこと。

三日天下
みっかてんか
意味
わずかな期間だけ政権を握ること。また、高い地位や大きな権力を手に入れても、すぐに失うこと。
類義語
三日大名

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