努力・忍耐
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鴨の水掻き
かものみずかき - 意味
- のんびりと水に浮かぶ鴨も、水面下では絶えず足で水を掻き続けている。よそ目にはわからないが、人にはそれぞれ苦労があるということのたとえ。
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彼も人なり予も人なり
かれもひとなりわれもひとなり - 意味
- 彼も自分も同じ人間なのだから、彼にできることが自分にもできないことはないということ。
- 類義語
- 彼も丈夫なり我も丈夫なり
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肝胆を砕く
かんたんをくだく - 意味
- 持てる知恵をすべて傾け、全力尽くして事にあたること。苦心するたとえ。
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艱難汝を玉にす
かんなんなんじをたまにす - 意味
- 人は多くの困離や苦労を乗り越えてこそ、成長して立派な人物になることができるという教え。
- 類義語
- 玉磨かされば光なし / 若い時の苦労は買うてもせよ
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汗馬の労
かんばのろう - 意味
- 馬に汗をかかせるほどの骨折りをしたということで、戦場での功績をいう。転じて、他人のために忙しく働くこと。
- 類義語
- 犬馬の労 / 薪水の労
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臥薪嘗胆
がしんしょうたん - 意味
- 仇を討つために長い間苦心や苦労を重ねること。転じて、目的を果たすために辛苦に耐えて努力すること。
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今日の一針明日の十針
きょうのひとはりあすのとはり - 意味
- 今日なら一針で済むほころびも明日には大きくなって十針も縫わなければならなくなる。わずかの労を惜しむと後で大変になるというたとえ。
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狂瀾を既倒に廻らす
きょうらんをきとうにめぐらす - 意味
- 荒れ狂って砕ける大波をもとへ押し返す意から、傾いた体勢をもとの形に戻すことのたとえ。
- 類義語
- 回瀾を既倒に反す / 起死回生
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首振り三年ころ八年
くびふりさんねんころはちねん - 意味
- 尺八は初めの三年間でやっと首を振り振り良い音が出せるようになり、ころころという哀調が出るようになるには八年かかる。何事にも修練が犬切ということ。
- 類義語
- 櫂は三年櫓は三月 / ぽつぽつ三年波八年 / 櫓三年に棹八年
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愚公山を移す
ぐこうやまをうつす - 意味
- 怠らずに努力を続ければ、物事は必ず成し遂げられることのたとえ。
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芸は道によって賢し
げいはみちによってかしこし - 意味
- 一芸に通じた者は、その道に詳しいということ。さらに、いろいろな分野の専門家は他分野の人の追随を許さないということ。
- 類義語
- 芸は道によって精し
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下駄も阿弥陀も同じ木の切れ
げたもあみだもおなじきのきれ - 意味
- 足にはく下駄も拝まれる仏像も、元は同じ木から作られたものであるの意から、始めは同じでも、心掛けしだいで大きな差ができることの教え。また、身分や職業の違いはあっても、人間としての根本は同じであるという教えにも用いる。
- 類義語
- 下駄も仏も同じ木の端
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転がる石には苔が生えぬ
ころがるいしにはこけがはえぬ - 意味
- いつも転がっている石には苔が生えるすきがない。よく働く人は病気にもかからず、いつも健康で生き生きしているというたとえ。一方、頻繁に職を変える人は技術が身につかず、金もたまらないという意味もある。
- 類義語
- 転石苔を生ぜず / 使っている鍬は光る / 人通りに草生えず
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山中の賊を破るは易く心中の賊を破るは難し
さんちゅうのぞくをやぶるはやすくしんちゅうのぞくをやぶるはかたし - 意味
- 山の中に立てこもった賊は討伐しやすいが、心の中に生ずる邪念や私欲を克服するのは困難だということ。
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修身斉家治国平天下
しゅうしんせいかちこくへいてんか - 意味
- 自分自身の修養を心がけて行いを正しくすれば、一家を斉えて和合させることができ、一家が和合すれば一国を正しく治めることができ、一国が治まれば広い天下も統治できるという儒学の根本原理。
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上手昔より上手ならず
じょうずむかしよりじょうずならず - 意味
- 何事においても始めから上手な者はいるわけではなく、それぞれに苦労と努力を重ねた結果であるということ。努力の大切さを教えることば。
- 類義語
- 沙弥から長老にはなれぬ / 端から和尚 / 遠きに行くは近きよりす
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推敲
すいこう - 意味
- 詩や文章を作る際に、その字句や表現を何度も苦心して練り直すこと。中国唐の詩人、賈島が「僧は推す月下の門」という句を作ったが、「推す」は、「敲く」と直すべきかどうかと迷い、文章家として著名な韓愈の行列に突っ込んでしまった。そこで韓愈に事情を話し、韓愈の助言で「敲く」にしたという故事から。
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精神一到何事か成らざらん
せいしんいっとうなにごとかならざらん - 意味
- 精神を一つのことに集中して全力を尽くせば、何事でも成し遂げられるという意味。
- 類義語
- 石に立つ矢 / 一念天に通ず
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切磋琢磨
せっさたくま - 意味
- 学問や道徳、技芸などを磨くこと。また、仲間同士が互いに励まし合い、競争して学問や技芸の向上をめざすことを言う。
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千里の行も足下より始まる
せんりのこうもそっかよりはじまる - 意味
- 千里もの遠い旅も、まず足元の第一歩から始めて千里の先に到達できるようにどんな大事業であっても、手近なところから始まり、着実な努力を重ねていけば必ず成し遂げられるという教え。
- 類義語
- 千里の行も一歩から始まる / 千里の道も足下より / 百里の道も一歩から / 大海の水も一滴から / 高きに登るには卑きよりす
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