用心・用意
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口から出れば世間
くちからでればせけん - 意味
- どんな大事な秘密でも、ちょっと口をすべらせればたちまち世間に知れ渡るものだから、口外してはならないことは決して漏らすなという戒め。
- 類義語
- 吐いた唾は呑めぬ / 人の口に戸は立てられぬ / 囁き千里
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轡の音にも目を覚ます
くつわのおとにもめをさます - 意味
- 馬の口につけた轡が鳴るちょっとした物音にも武士は眠りから覚めるということで、用心深く、油断のないたとえ。仕事がら身についた習性もいう。
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黒犬に噛まれて赤犬に怖じる
くろいぬにかまれてあかいぬにおじる - 意味
- 犬に噛まれたために、犬全部をこわがるということで、一度恐ろしい経験をしたために、必要以上に用心することのたとえ。
- 類義語
- 羹に懲りて膾を吹く / 船に懲りて輿を忌む / 蛇に噛まれて朽ち縄に怖じる
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君子危うきに近寄らず
くんしあやうきにちかよらず - 意味
- 教養のある立派な人は、言動を慎み、危険には近づかないように注意するものだということ。
- 類義語
- 賢人は危うきを見ず / 危ない事は怪我のうち
- 対義語
- 虎穴に入らずんば虎子を得ず
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後悔先に立たず
こうかいさきにたたず - 意味
- 事が終わってしまってからあれこれ悔んでももはや取り返しはつかないのだから、事を行う前に悔いの残らないよう慎重な配慮をすべきであるという教え。
- 類義語
- あとの後悔先に立たず / 後悔と槍持ちは先に立たず / 後悔先に立たず提灯持ち後に立たず / 死んでからの医者話 / 転ばぬ先の杖
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事は密なるを以て成る
ことはみつなるをもってなる - 意味
- 物事は外に漏れないように行うことによって成功するということ。事前に漏れれば妨害されたりして失敗することが多いという戒め。
- 類義語
- 事の漏るるは禍の媒 / 事は密を以て成り語は泄を以て敗る
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転ばぬ先の杖
ころばぬさきのつえ - 意味
- 転びそうな時は前もって杖を持つがよいの意から、何事も失敗をしないようにあらかじめ準備し、用心することが肝要であるという教え。
- 類義語
- 倒れる前の杖 / 濡れぬ先の傘 / 用心は前にあり / 用心に怪我なし / よいうちから養生 / 石橋を叩いて渡る / 後悔先に立たず / 念には念を入れよ / 用心には網を張れ
- 対義語
- 泥棒を見て網を綯う
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財布の紐を首に掛けるよりは心に掛けよ
さいふのひもをくびにかけるよりはこころにかけよ - 意味
- 財布の紐を首に掛けるのは盗まれないための用心だが、心に掛けたつもりになって無駄遣いしないように注意するほうが、なお大切だという意味。
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囁き千里
ささやきせんり - 意味
- ひそひそ話は、すぐに遠方まで伝わる意で、内緒話の漏れやすいことのたとえ。
- 類義語
- 囁き八丁 / こそこそ三里 / 口から出れば世間 / 壁に耳あり障子に目あり / 内緒話は江戸まで聞こえる
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三寸の舌に五尺の身を亡す
さんずんのしたにごしゃくのみをほろぼす - 意味
- 不用意に余計なことを言ったために、災いを招き身を滅ぼすことが多いという戒め。
- 類義語
- 舌三寸の囀りに五尺の身を果たす / 一寸の舌で五尺の身を損ず / 口は禍の門 / 舌は禍の根 / 禍は口から
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仕上げが肝心
しあげがかんじん - 意味
- 物事は最後の出来栄えで値打ちが決まるので、何事においても仕上げ段階に細心の注意を払うべきだということ。途中よりも結果が大切という意味もある。
- 類義語
- 有終の美
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思案の案の字が百貫する
しあんのあんのじがひゃっかんする - 意味
- どんな場合にも結論を出す前に熟考することが大切だというたとえ。
- 類義語
- 分別の別の字が百貫する
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舌の剣は命を絶つ
したのつるぎはいのちをたつ - 意味
- 不用意なことばの過ちのために、自分の生命さえも失うことがあるということ。また、悪意のある風評を流されて、一生を台なしにされることがあることにもいう。
- 類義語
- 口は禍の門 / 舌は禍の根 / 禍は口から / 三寸の舌に五尺の身を亡す
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小心翼翼
しょうしんよくよく - 意味
- 小さい物事にも細心の配慮をして、慎み深い様子。転じて、気が小さくて、いつもびくびくしていることをいう。
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小敵と見て侮る勿れ
しょうてきとみてあなどるなかれ - 意味
- 小敵だとみくびって油断していると、思わぬ不覚をとることになる。どんな相手であっても軽んじてはいけないという戒め。
- 類義語
- 小敵を恐れよ / 大敵と見て恐れず小敵と見て侮らず / 小さくとも針は呑まれぬ / 山椒は小粒でもぴりりと辛い
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初心忘るベからず
しょしんわするべからず - 意味
- 何事でも習い始めた当時の謙虚な気持ち、真剣な態度を忘れてはいけないということ。また、初めの決意を忘れてはいけないという意味でも用いられる。
- 類義語
- 始めが大事。
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急いては事を仕損じる
せいてはことをしそんじる - 意味
- 物事はあまり急いでやると、内容がおろそかになって失敗しやすいという戒め。
- 類義語
- 急がば回れ / 近道は遠道 / 走れば躓く / 待てば海路の日和あり / ゆっくり急げ
- 対義語
- 先んずれば人を制す / 善は急げ
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瀬を踏んで淵を知る
せをふんでふちをしる - 意味
- 浅瀬を渡りながら川の水深を測り、深い危ない淵の場所を知る意で、前もって試してみて危険なところを知ることのたとえ。
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備えあれば患い無し
そなえあればうれいなし - 意味
- いざという時のために普段から準備しておけば心配せずにすみ、心安らかにしていられるということ。
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多言は身を害す
たげんはみをがいす - 意味
- 口数が多い者は、いらざる事を口外して他人に迷惑をかけたり、信用を落としたりして、わが身に災いを招くことになるという戒め。
- 類義語
- 多言なればしばしば窮す / 口は禍の門
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