用心・用意
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胆大心小
たんだいしょうしん - 意味
- 人は大胆さが必要だが、その一方では細心の配慮も欠かしてはいけないということ。
- 類義語
- 胆は大ならんことを欲し心は小ならんことを欲す
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大事は小事より起こる
だいじはしょうじよりおこる - 意味
- 非常な大事とされることもいきなり発生するのではなくて、原因や前兆となる小さな事が必ずあるから注意しなくてはならないという戒め。
- 類義語
- 大事は小事より過つ / 大事は小事より顕る
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治に居て乱を忘れず
ちにいてらんをわすれず - 意味
- 平和な、治まった世に生きていても、世が乱れる時を思って用意を忘れないということ。平穏な生活を送っている時にも万一の場合に備えよという意味でも使う。
- 類義語
- 安に居て危を思う
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ちょっと来いに油断するな
ちょっとこいにゆだんするな - 意味
- ちょっと来てくれ、と言われれば気楽に応じやすいものだが、ちょつとどころの用件ではない場合が多いから用心してかかれということ。
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天機泄らすべからず
てんきもらすべからず - 意味
- 重大な秘密は人に漏らしてはいけないという戒め。また、大事な秘密だから話すわけにはいかないの意でも用いる。
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問うに落ちず語るに落ちる
とうにおちずかたるにおちる - 意味
- 人から聞かれると用心して漏らさないような秘密でも、自分から話をしているときは、ついうっかりして話してしまうものだということ。
- 類義語
- 語るに落ちる
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七度尋ねて人を疑え
ななたびたずねてひとをうたがえ - 意味
- 物がなくなったときなど、何度も念入りに探してみるべきで、むやみに人を疑ってはならないという戒め。
- 類義語
- 七度探して人を疑え / 七日尋ねて人を疑え / 十遍探して人を疑え
- 対義語
- 人を見たら泥棒と思え
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濡れぬ先の傘
ぬれぬさきのかさ - 意味
- 雨に濡れない先に傘を用意しておくの意から、失敗しないよう手回しよく準備しておくことのたとえ。
- 類義語
- 降らぬ先の傘 / 転ばぬ先の杖 / 用心には怪我なし / 用心は前にあり
- 対義語
- 泥棒を見て縄を綯う
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寝ていて転んだ例はない
ねていてころんだためしはない - 意味
- 余計なことさえしなければ失敗することはないというたとえ。
- 類義語
- 触らぬ神に崇りなし
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念には念を入れよ
ねんにはねんをいれよ - 意味
- 物事は、注意の上にも注意して手落ちのないようにせよという戒め。
- 類義語
- 念の上にも念 / 石橋を叩いて渡る / 転ばぬ先の杖 / 用心には網を張れ
- 対義語
- 念の過ぐるは不念
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念の過ぐるは不念
ねんのすぐるはぶねん - 意味
- あまりに念を入れ過ぎると、大事なところを見落としたりして、かえって失敗するものであるという戒め。
- 類義語
- 過ぎたるは猶及ばざるが如し / 彩ずる仏の鼻を欠く / 分別過ぎれば愚に返る
- 対義語
- 念には念を入れよ
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鑿と言えば槌
のみといえばつち - 意味
- 鑿を持ってくるように言われたら、鑿を打つのに使う槌もいっしょに持っていくという意味で、気が利くことのたとえ。
- 類義語
- 一と言うたら二と悟れ
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吐いた唾は呑めぬ
はいたつばはのめぬ - 意味
- 口に出して言ってしまったことは、後から取り返しがつかないという意で、軽率な発言を戒めることば。
- 類義語
- 口から出れば世間 / 覆水盆に返らず
- 対義語
- 吐いた唾を呑む
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走れば躓く
はしればつまづく - 意味
- あわててやったりすると失敗するから、急ぐときほど落ち着いて行えという教え。
- 類義語
- 急がば回れ / 急いては事を仕損じる / ゆっくり急げ
- 対義語
- 善は急げ
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始めが大事
はじめがだいじ - 意味
- 物事は、どのような方法で姶めたかが最後まで影響するものだから、始めの段階でよく考えた上で慎重に行わなければならないという教え。
- 類義語
- 始めよければ終わりよし / 始め半分 / 本の一分は未の一丈 / 初心忘るべからず
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早い者に上手なし
はやいものにじょうずなし - 意味
- 仕事が早いということは長所には違いないが、その反面、仕事が下手で仕上がりも雑になる例が多いという意味。拙速を戒めたことば。
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人には添うて見よ馬には乗って見よ
ひとにはそうてみようまにはのってみよ - 意味
- 人は親しく付き合ってみなければその人の本質はわからないし、馬も実際に乗り回してみなければその良否はわからないの意で、外見だけを見て、その人を軽々しく判断してはいけないという戒め。
- 類義語
- 馬には乗ってみよ人には添うて見よ / 人は添うて知れ馬は乗って知れ
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人の事は我が事
ひとのことはわがこと - 意味
- 他人の身の上に起こったことでも、いつ自分の身に巡ってこないとも限らないから心せよという戒め。
- 類義語
- 昨日は人の身今日は我が身 / 人の上に吹く風は我が身に当たる
- 対義語
- 人の苦楽は壁一重
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人は盗人火は消亡
ひとはぬすびとひはしょうもう - 意味
- 人を見たら泥棒と思い、火を見たら火事と思えということで、すべて何事も用心するに越したことはないという教え。
- 類義語
- 人を見たら泥棒と思え / 火を見たら火事と思え / 用心は安全の母
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人を見たら泥棒と思え
ひとをみたらどろぼうとおもえ - 意味
- 他人は信用できないものだから、まず疑ってかかれということ。用心を呼びかけることば。
- 類義語
- 人を見たら鬼と思え / 人は盗人火は焼亡 / 疑いは安全の母 / 用心は安全の母 / 明日は雨他人は泥棒
- 対義語
- 七度尋ねて人を疑え / 渡る世間に鬼はない
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