恋愛

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坊主憎けりゃ袈裟まで憎い
ぼうずにくけりゃけさまでにくい
意味
坊主が憎いとその坊主が着ている袈裟まで憎くなる。つまり、その人を憎むあまり、その人に関係するあらゆるものが憎くなること。
対義語
愛は屋上の烏に及ぶ

水に燃えたつ蛍
みずにもえたつほたる
意味
水の上を狂おしく光りながら飛び回る蛍。「水」を「見ず」にかけて、恋する相手に会えなくて、狂わんばかりに恋焦がれている状態を喩えていう。

目で殺すは殺生の他
めでころすはせっしょうのほか
意味
殺すことは許されないことであるが、美人が流し目で男を悩殺するのは決して悪いことではないということ。

燃え杭には火が付き易い
もえぐいにはひがつきやすい
意味
一度関係のあった者同士は、縁が切れてもまた元どおりになりやすいこと。
類義語
焼け木杭には火が付き易い

本木にまさる末木なし
もときにまさるうらきなし
意味
何回取り替えてみても、最初のものほどよいものは見つからない。おもに男女関係、つまり初恋についていう。

物種は盗むとも人種は盗まれず
ものだねはぬすむともひとだねはぬすまれず
意味
作物の種は盗めても、人の子種は盗めない、血筋は争えないもので、生まれた子は親に似てしまうものだの意。姦通の戒めのことば。
類義語
物種は盗まれず

焼き餅焼くとも手を焼くな
やきもちやくともてをやくな
意味
ほどはどのやきもちならよいが、過度の嫉妬は相手に嫌われ、取り返しのつかないことになりかねないから、ほどほどにせよという戒め。
類義語
焼き餅焼くなら狐色

焼け木杭には火がつき易い
やけぼっくいにはひがつきやすい
意味
燃え残りの木は、表面が消し炭のようになっているので火がつきやすいことから、前に関係のあった者同士は、一時期縁が切れていても、また元の関係に戻りやすいものだというたとえ。
類義語
燃え杭には火が付き易い

よい仲の小いさかい
よいなかのこいさかい
意味
仲がよすぎて遠慮がなく、そのために起こるちょっとした喧嘩や争いごと。また、仲の好い男女にはこのような喧嘩がよく起こるということ。
類義語
思う仲のつづりいさかい

夜目遠目傘の内
よめとおめかさのうち
意味
女性は、夜見たとき、遠くから見たとき、また笠の内から顔の一部が見えるときにより美しく見えるという意。

弱気が美人を得た例はない
よわきがびじんをえたためしはない
意味
美人を得るには押しが肝心という意。

落花流水の情
らっかりゅうすいのじょう
意味
落花には水に流されて行きたい気持ちがあり、流水には花を浮かべて流れて行きたい気持ちがあるということで、男女が互いに添い合う相思相愛の情のたとえ。
類義語
魚心あれば水心あり / 誘う水あればいなんとぞ思う
対義語
落花情あれども流水意なし

離別の後の悋気
りべつののちのりんき
意味
夫婦別れした後で、別れた夫または妻に新しい配偶者や恋人ができると、もう縁が切れて関係ないはずであるのに、つい嫉妬心が起こること。恋人同士の離別にも当てはまる。

両手に花
りょうてにはな
意味
よいもの、すばらしいものを同時に二つ手に入れることのたとえ。特に、男性が左右に女性をおいている場合にいう。
類義語
梅と桜を両手に持つ / 両手に旨い物
対義語
虻蜂取らず

悋気嫉妬も正直の心より起こる
りんきしっともしょうじきのこころよりおこる
意味
焼きもちを焼いたり嫉妬をするのも、相手を真剣に思っているからこそのことである。いいかげんな気持ちなら嫉妬心は起こらないの意。

悋気は女の七つ道具
りんきはおんなのななつどうぐ
意味
焼きもちを焼くことは女の武器のひとつであり、使いようによっては男をうまく操ることができる。
類義語
悟気嫉妬は女の常

我が物と思えば軽し笠の雪
わがものとおもえばかるしかさのゆき
意味
笠に降り積もる雪も、自分のものだと思えば軽く感じられる。苦しいことも、自分のためだと思えば、意外と苦にならない。
類義語
惚れて通えば千里も一里

我が家にまさる所はない
わがやにまさるところはない
意味
よそでどんなに楽しく過ごしても、どんなにすばらしい所を訪れることがあろうとも、やはり一番いいと思うのは、どんなにつましくてもわが家であるという意。

笑う門には福来たる
わらうかどにはふくきたる
意味
明朗で円満な家庭には自然と幸運が訪れるという意。
類義語
泣いて暮らすも一生笑って暮らすも一生

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