親子・家庭
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蛙の子は蛙
かえるのこはかえる - 意味
- 子は親に似るもので、凡人の子はやはり凡人であることのたとえ。
- 類義語
- 瓜の蔓に茄子はならぬ / 親に似た蛙の子 / 親に似た亀の子 / 蝮の子は蝮 / 鷲は小鳩を生まぬ / 鳶の子は鷹にならず
- 対義語
- 鳶が鷹を生む
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形は生めども心は生まぬ
かたちはうめどもこころはうまぬ - 意味
- 親は子の体は生んだが、その心までは生んでいない意で、顔形は似ていても子供の賢愚は親のせいではないということ。
- 類義語
- 親は親子は子 / 子は生むも心は生まぬ
- 対義語
- 蛙の子は蛙 / 子は親を映す鏡
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可愛い子には旅をさせよ
かわいいこにはたびをさせよ - 意味
- 子どもが可愛かったら、辛い旅の経験をさせて世の中の苦労を体験させるのがよいということ。
- 類義語
- いとしき子には旅をさせよ / 可愛い子は打って育てろ / 獅子の子落とし
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樹静かならんと欲すれども風止まず
きしずかならんとほっすれどもかぜやまず - 意味
- 樹木が静かに立っていたくても、風が吹くのでできない。同様に、親孝行をしたくても親が死んでいるのでできないという嘆きのことば。
- 類義語
- 風樹の嘆
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兄弟は他人の始まり
きょうだいはたにんのはじまり - 意味
- 仲よく育った兄弟も、成長してそれぞれ独立して家庭をもつようになると、妻子への愛情がより強くなって自然に兄弟の間が疎遠になり、まして利害がからんでくると、いっそうその仲は遠くなり他人のようになっていくということ。
- 類義語
- 兄弟は他人の別れ
- 対義語
- 血は水よりも濃い
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兄弟牆に鬩げども外その務りを禦ぐ
けいていかきにせめげどもそとそのあなどりをふせぐ - 意味
- 兄弟というものは、家の中でけんかはしていても、外部から侮辱をうけると力を合わせてそれを防ぐものだということ。
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孝行のしたい時分に親はなし
こうこうのしたいじぶんにおやはなし - 意味
- 親の苦労がわかる年代になり、親孝行をしようと思うころには、もう親は死んでしまってこの世にはいないものだということで、親が存命のうちに孝養をつくせという教え。
- 類義語
- 子養わんと欲すれども親待たず / 風樹の歎 / 樹静かならんと欲すれども風止まず / 石に布団は着せられぬ / 墓に布団は着せられず
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孝は百行の本
こうはひゃっこうのもと - 意味
- 孝行は、あらゆる善行や徳行の人倫の基になるものであるということ。
- 類義語
- 孝は万善の本
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小姑は鬼千匹
こじゅうとはおにせんびき - 意味
- 嫁にとって、夫の兄第姉妹は非常な苦労の種で、小姑一人が鬼の千匹にも相当するほどにうるさく、やっかいなものだということ。
- 類義語
- 鬼千匹に小姑一人 / 小姑一人は鬼千匹にむかう / 小姑一人は鬼千匹に当たる
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小姑一人は鬼千匹にむかう
こじゅうとひとりはおにせんびきにむかう - 意味
- 夫の兄弟姉妹である小姑は、嫁にとってはその一人が千匹の鬼ほども厄介で苦労の種だということ。
- 類義語
- 小姑一人は鬼千匹に当たる / 小姑は鬼千匹 / 鬼千匹に小姑一人
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子宝脛が細る
こだからすねがほそる - 意味
- 「子は宝」とよく言われるが、その子のおかげで親は苦労するというたとえ。
- 類義語
- 子は三界の首枷
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子供の喧嘩に親が出る
こどものけんかにおやがでる - 意味
- たわいのない子供同士の喧嘩に、親が身びいきで口出しをして親同士の喧嘩になることから、おとなげないこと、つまらぬことに口出しするたとえ。
- 類義語
- 子供喧嘩が親喧嘩
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子に過ぎたる宝なし
こにすぎたるたからなし - 意味
- この世にある宝物のどれも子どもに匹敵するものはない。子どもは人生最高の宝であるということ。
- 類義語
- 子にまさる宝なし / 子は人生最上の宝 / 千の倉より子は宝
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子の心親知らず
このこころおやしらず - 意味
- 親は子供をいつまでも幼いと思いがちで、実際には成長している子供の心がわからないものだということ。また、親は子を過大評価するか過小評価するかどちらかで、実態を正確に理解できないものであるということにもいう。
- 類義語
- 親の心子知らず
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子は鎹
こはかすがい - 意味
- 鎹が二つの材木をつなぎ止めるように、夫婦仲が悪くなったときでも、子供への愛情によってその仲は保たれるものだということ。
- 類義語
- 子は夫婦の鎚 / 子は縁つなぎ / 縁の切れ目は子で繋ぐ
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子は三界の首枷
こはさんがいのくびかせ - 意味
- 親は子への愛情のために苦労が絶えず、その一生を子供によって束縛されることのたとえ。
- 類義語
- 三界の首枷 /親子は三界の首枷 / 子は厄介の首枷
- 対義語
- 千の倉より子は宝 / 子に過ぎたる宝なし
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子養わんと欲すれども親待たず
こやしなわんとほっすれどもおやまたず - 意味
- 子が親の世話をして孝行をしようと思うころには、親はそれを待たないでこの世を去ってしまうの意で、親の生きているうちにこそ孝行をせよという教え。
- 類義語
- 孝行のしたい時分に親はなし / 風樹の歎
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子故に迷う親心
こゆえにまようおやごころ - 意味
- 子どもがかわいいあまりに、親は理性を失って正しい判断ができなくなることが多いという意味。
- 類義語
- 子に迷う闇 / 子故の闇に迷う / 親に目なし / 親の欲目
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子故の闇に迷う
こゆえのやみにまよう - 意味
- 子供かわいさのあまり、親は思慮分別を失って善悪の判断ができなくなり、過ちを犯したりするということ。
- 類義語
- 子故に迷う親心 / 子を思う心の闇 / 子に迷う闇 / 親の欲目
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子を知ること父に若くは莫し
こをしることちちにしくはなし - 意味
- 父親は自分の子どもについて、その長所・短所を誰よりもよく知っているということ。
- 類義語
- 子を見ること親に如かず
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