貧富・財産
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手が明けば口か明く
てがあけばくちがあく - 意味
- 仕事がなくなりて手が明けば、食う物もなくなって口まで明いてしまう。その日暮らしのたとえ。
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手酌貧乏
てじゃくびんぼう - 意味
- 手酌とは自分で酒をつぐこと。人から酌をしてもらわずに手酌で飲むのは、いかにも貧乏くさい。酒は人からついでもらって飲むものだということ。
- 類義語
- 手酌は恥のもの
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陶朱猗頓の富
とうしゅいとんのとみ - 意味
- 陶朱も猗頓も中国春秋時代の大金持ちで、巨万の富のたとえ。
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虎の子渡し
とらのこわたし - 意味
- 虎が子を連れて川を渡る時の様子から、苦しい生活のやりくり算段のこと。虎が子を三匹生むと、一匹は彪で他の二匹を食おうとするためいっしょにしておけない。そこで親虎は川を渡る時、最初に彪を背負って渡って対岸に残しておき、一匹の子虎を渡した時に連れ戻る。そして、もう一匹の子虎を渡した後で再び彪を渡すという中国の説話による。
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無いが意見の総じまい
ないがいけんのそうじまい - 意味
- 放蕩にふけっている者に何度やめるようにと意見しても効果がないが、財産を使い果たして遊ぶ金がなくなれば自然に放蕩がやむ。つまり、金のなくなることが最終的な意見になるということ。
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無いが極楽知らぬが仏
ないがごくらくしらぬがほとけ - 意味
- 財産があればあったでそれなりの苦労がつきまとうものであるが、ない者はそうした苦労を知らずにすみ、貧乏に甘んじて安楽な生活を送ることができるということ。
- 類義語
- 知らぬが仏 / 貧にして楽しむ
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無い袖は振れぬ
ないそではふれぬ - 意味
- 出してやりたくても、ないものはどうにもならないということ。
- 類義語
- 有る袖は振れど無い紬は振れぬ / 無い知恵は出せぬ
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無い時の辛抱ある時の倹約
ないときのしんぼうあるときのけんやく - 意味
- 金がない時には借金したりせずに不自由な生活に辛抱し、金がある時には浪費を避けて倹約するのが賢明だということ。
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情けは質に置かれず
なさけはしちにおかれず - 意味
- 同情の気持ちは質草にもならず、それだけでは困っている者には何の足しにもならないということ。
- 類義語
- 思し召しより米の飯 / 情けの酒より酒屋の酒 / 心持ちより搗いた餅
- 対義語
- 食うた餅より心持ち
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何某より金貸し
なにがしよりかねかし - 意味
- 何のなにがしといわれる家柄であっても貧乏であるよりは、金貸しと卑しめられても金持ちのほうがよいの意で、格式や名誉よりも実利のほうがよいというたとえ。
- 類義語
- 某より食うがし
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名主の跡は芋畑
なぬしのあとはいもばたけ - 意味
- 栄えていた名主の家が没落して、その家の跡が芋畑になっているの意から、名家もたいていは何代かでつぶれてしまうことのたとえ。
- 類義語
- 名主の三代草だらけ / 名家三代続かず / 長者に二代なし / 長者三代
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俄長者は俄乞食
にわかちょうじゃはにわかこじき - 意味
- 急に大儲けをしてにわか成金になった者は、無駄な散財などをして、もとの貧乏人になるのも早いということ。
- 類義語
- どか儲けすればどか損する
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掃き溜めと金持ちは溜まるほど汚い
はきだめとかねもちはたまるほどきたない - 意味
- 金持ちは、金が溜まれば溜まるほど掃き溜めと同様、汚くなって欲深くなるというたとえ。
- 類義語
- 金持ちと灰吹きは溜まるほど汚い / 金と塵は積もるほど汚い / 長者富に飽かず
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裸で物を落とした例なし
はだかでものをおとしたためしなし - 意味
- 無一物だったら物を落としたりするはずがない。金や財産がなければ失う恐れもないので気楽だということ。
- 類義語
- 裸で物を落とさず
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八細工七貧乏
はちざいくしちびんぼう - 意味
- あれもこれも八つものことができるような器用な人は、一事に専念せずどれも中途半端になるので、結局は大成できずに貧乏なまま終わるということ。
- 類義語
- 七細工八貧乏 / 器用貧乏
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腹の立つように家倉建たぬ
はらのたつようにいえくらたたぬ - 意味
- 腹を立てようと思えば世の中には腹を立てる理由が多くて簡単だが、金を儲けて家や倉を建てるのは容易ではないということ。
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針で掘って鍬で埋める
はりでほってくわでうめる - 意味
- 苦労して蓄えた財産を一度に使い果たしてしまうことのたとえ。
- 類義語
- 爪で拾って箕で零す / 耳掻きで集めて熊手で掻き出す / 枡で量って箕で零す
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馬鹿を笑うも貧乏を笑うな
ばかをわらうもびんぼうをわらうな - 意味
- 愚かな者は自分が悪いのだが、貧乏なのは本人のせいばかりとはいえない。人の貧しさを笑ってはならないという戒め。
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人貧しければ智短し
ひとまずしければちみじかし - 意味
- 人間は、貧乏していると知恵の働きも鈍くなるということ。
- 類義語
- 貧すれば鈍する / 馬痩せて毛長し
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貧すれば鈍する
ひんすればどんする - 意味
- 人間というものは、貧乏になると精神までが貧しくなり、金欲しさからさもしいことまでするようになるということ。
- 類義語
- 鈍すれば貧する / 人貧しければ智短し / 馬痩せて毛長し / 窮すれば濫す / 知恵の鏡も曇る / 貧には知恵の鏡も曇る / 敵の金でもあれば使う
- 対義語
- 貧にして楽しむ
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