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猫の目のよう
ねこのめのよう
意味
明るさによって猫の瞳孔は丸くなったり細くなったりする。そこから、物事の変化が激しいことのたとえ。

猫は三年の恩を三日で忘れる
ねこはさんねんのおんをみっかでわすれる
意味
犬は三日飼えばその恩を三年も忘れないというが、それに対して、猫は飼い主の恩をすぐ忘れてしまう薄情な動物だという意味。
類義語
猫は三年飼っても三日で恩を忘れる

猫糞を決め込む
ねこばばをきめこむ
意味
猫は糞をしたあと土や砂をかけて隠す習性がある。そのように、悪事を隠して素知らぬ顔でいること。拾った落とし物などを自分のものにしてしまう場合などによく用いる。
類義語
猫糞 / 猫糞する

猫も杓子も
ねこもしゃくしも
意味
何もかも、誰も彼も、区別なくみんないっしょにということ。

鼠壁を忘る壁鼠を忘れず
ねずみかべをわするかべねずみをわすれず
意味
壁をかじった鼠がその壁のことを忘れても、壁のほうでは自分をかじった鼠のことを忘れない。傷つけられたり、害を受けたほうでは加害者のことを決して忘れないものだということのたとえ。

寝た子を起こす
ねたこをおこす
意味
せっかく寝ついた子を起こして泣かすことから、治まっている物事に無用の手出しをして、再びやっかいな問題を引き起こすたとえ。
類義語
平地に波瀾を起こす

寝た間は仏
ねたまはほとけ
意味
起きている時には苦しみや悩みに付きまとわれている人間も、寝ている間は仏のような平安な心でいられるというたとえ。また、眠っている間は善人も悪入も無心だというたとえ。
類義語
寝る間が極楽

寝ていて転んだ例はない
ねていてころんだためしはない
意味
余計なことさえしなければ失敗することはないというたとえ。
類義語
触らぬ神に崇りなし

寝ていて人を起こすな
ねていてひとをおこすな
意味
自分は寝たままで人を起こすような横着なことはするな。人を働かせようと思ったら、口先で命令するだけではなくて、自分が先頭に立って働けということ。

根掘り葉掘り
ねほりはほり
意味
根を完全に掘り起こすように、何から何まで、事こまかく、しつこく問いただすこと。

寝耳に水
ねみみにみず
意味
思いがけない出来事や不意の知らせに出会って、驚きあわてることのたとえ。
類義語
寝耳に擂り粉木 / 足下から鳥が立つ / 青天の霹靂 / 藪から棒

寝耳へ水の果報
ねみみへみずのかほう
意味
思いがけないよい知らせ。降って湧いたように飛びこんできた幸運。
類義語
寝耳へ小判の入りし心持
対義語
寝耳に擂り粉木

根も葉もない
ねもはもない
意味
植物の根にあたる原因も葉にあたる結果もないという意味で、噂などに何の根拠もなく、噂の内容を証明する事実もない時などに使う。

寝る子は育つ
ねるこはそだつ
意味
よく眠る子どもは健康なので、すくすく大きく育つものだということ。
類義語
寝る子は息災 / 寝る子は太る

寝る程楽はない
ねるほどらくはない
意味
のんびりと手足を伸ばして寝る時のくつろいだ気分をいったことば。
類義語
寝るが法楽 / 寝るは極楽

寝る間が極楽
ねるまがごくらく
意味
寝ているときの安楽さをたとえたことば。
類義語
寝るが法楽 / 寝るほど楽はない / 寝た間は仏

根を立って葉を枯らす
ねをたってはをからす
意味
災いの根源を取り除くことのたとえ。
類義語
根を掘って葉を枯らす / 根葉を枯らす / 枝を伐りて根を枯らす

年貢の納め時
ねんぐのおさめどき
意味
時期がきて年貢を納めなければならないという意味で、積み重ねてきた悪事に対する処罰を受ける時がきたことのたとえ。

念には念を入れよ
ねんにはねんをいれよ
意味
物事は、注意の上にも注意して手落ちのないようにせよという戒め。
類義語
念の上にも念 / 石橋を叩いて渡る / 転ばぬ先の杖 / 用心には網を張れ
対義語
念の過ぐるは不念

念の過ぐるは不念
ねんのすぐるはぶねん
意味
あまりに念を入れ過ぎると、大事なところを見落としたりして、かえって失敗するものであるという戒め。
類義語
過ぎたるは猶及ばざるが如し / 彩ずる仏の鼻を欠く / 分別過ぎれば愚に返る
対義語
念には念を入れよ

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