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針で掘って鍬で埋める
はりでほってくわでうめる
意味
苦労して蓄えた財産を一度に使い果たしてしまうことのたとえ。
類義語
爪で拾って箕で零す / 耳掻きで集めて熊手で掻き出す / 枡で量って箕で零す

針を倉に積む
はりをくらにつむ
意味
辛抱強く、せっせと小金をため込むことのたとえ。針の大きさでは目に見えてたまることがないことから、少しもたまらないむなしさの意もある。
類義語
針を積んでもたまらぬ

春海秋山
はるうみあきやま
意味
春は海が、秋は山が晴れるとよい天気になるということ。

春北風に冬南いつも東は常降りの雨
はるきたかぜにふゆみなみいつもひがしはじょうぶりのあめ
意味
春の北風、冬の南風、また四季を通して東風が吹くときは雨が降る前兆だということ。

春に三日の晴れ無し
はるにみっかのはれなし
意味
春の晴天は三日ともたない。春は雨が多いということ。

春の晩飯後三里
はるのばんめしあとさんり
意味
春はなかなか日が暮れないので、晩飯を食ってからでも三里は歩けるという意味。春の日が長いことのたとえ。
類義語
春の夕飯食って三里

春の雪と叔母の杖は怖くない
はるのゆきとおばのつえはこわくない
意味
春の雪はたとえ大雪であってもすぐにとける。叔母が杖でたたいても力が弱く痛くない。どちらも恐れるに足りないということ。
類義語
春の雪と歯抜け狼は怖くない / 春の雪と子供の喧嘩は長引かぬ / 春の雪と年寄りの腕自慢は当てにならぬ

馬鹿な子ほど可愛い
ばかなこほどかわいい
意味
親にとっては、愚かな子ほどふびんに思えて、可愛い気持ちが強いものだということ。
類義語
鈍な子は可愛い / 不幸な子が可愛い / 外れっ子ほど可愛い

馬鹿の三杯汁
ばかのさんばいじる
意味
食事の時に三杯も汁のお代わりをする者に対するあざけり、またはからかいのことば。
類義語
阿呆の三杯汁 / 馬鹿の大食い

馬鹿を笑うも貧乏を笑うな
ばかをわらうもびんぼうをわらうな
意味
愚かな者は自分が悪いのだが、貧乏なのは本人のせいばかりとはいえない。人の貧しさを笑ってはならないという戒め。

伐性の斧
ばっせいのおの
意味
自らの命を絶ち切る斧。女色に溺れ自らの寿命を縮めることをいう。
類義語
美女は命を断つ斧 / 性を伐る斧

万緑叢中紅一点
ばんりよくそうちゅうこういってん
意味
男性の中にただひとり女性がいること。

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