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燃え杭には火が付き易い
もえぐいにはひがつきやすい
意味
一度関係のあった者同士は、縁が切れてもまた元どおりになりやすいこと。
類義語
焼け木杭には火が付き易い

百舌勘定
もずかんじょう
意味
人にだけ金を出させて、自分は全く出さないようにすること。

餅は粉で取れ
もちはこでとれ
意味
餅をのす時には、取り粉を使わなければうまくいかないように、物事をするにはそれに適した手段でやるべきであるというたとえ。

持つべきものは子
もつべきものはこ
意味
子どもを育てるには苦労が多いが、病気になったり、年老いた時に親身になって世話をしてくれるのも子どもなればこそであり、子どもほどありがたいものはないということ。

本木にまさる末木なし
もときにまさるうらきなし
意味
何回取り替えてみても、最初のものほどよいものは見つからない。おもに男女関係、つまり初恋についていう。

本の一分は末の一丈
もとのいちぶはすえのいちじょう
意味
始めは目立たないほどの狂いでも、後になると大きな誤差になって現れることで、何事も始めが大事であるという教え。

元の鞘へ収まる
もとのさやへおさまる
意味
抜いた刀を元の鞘に収めることから、いったんは離婚したり仲たがいした者同士が昔の関係に戻ること。
類義語
元の鞘へはまる

元の木阿弥
もとのもくあみ
意味
一時期うまくいっていたものが、再び元の悪い状態に戻ってしまうことのたとえ。

求めよさらば与えられん
もとめよさらばあたえられん
意味
ひたすら神に祈り求めれば、神は正しい信仰心を与えてくださるだろうという意味。転じて、積極的に努力すればよい結果が得られるということ。
類義語
叩けよさらば開かれん

元も子も失う
もともこもうしなう
意味
元手の金も利息も失うという意味から、何もかもなくしてしまうこと。
類義語
元子失う / 元も子もなくす

物言えば唇寒し秋の風
ものいえばくちびるさむしあきのかぜ
意味
余計なことを言った後は、不快な気持ちになったり、場合によっては災いを招いたりするものだということ。
類義語
口は禍の門
対義語
言わねば腹脹る / 思う事言わねば腹脹る

物種は盗むとも人種は盗まれず
ものだねはぬすむともひとだねはぬすまれず
意味
作物の種は盗めても、人の子種は盗めない、血筋は争えないもので、生まれた子は親に似てしまうものだの意。姦通の戒めのことば。
類義語
物種は盗まれず

物にも時節
ものにもじせつ
意味
何事をするにしても、それに適した時機というものがあり、それを外しては成功しないということ。ただやみくもにやればよいというものではないという戒め。
類義語
物は時節 / 事は時節 / 物に時あり / 好機逸すべからず

物は考えよう
ものはかんがえよう
意味
同じ出来事でも考え方次第でよくも悪くもなるということ。不幸や失敗に沈んでいる人を慰めるのによく使う。

桃栗三年柿八年
ももくりさんねんかきはちねん
意味
桃や栗は芽が出てから実がなるまでに三年かかり、柿は八年かかるということ。何事にも相応の年季が必要なことのたとえにもいう。

文殊も知恵のこぼれ
もんじゅもちえのこぼれ
意味
知恵をつかさどる文殊菩薩でさえも失敗するということで、どんなに賢い人、偉い人であっても失敗はあるものだというたとえ。
類義語
孔子の倒れ / 弘法にも筆の誤り

門前市を成す
もんぜんいちをなす
意味
あたかも門の前に市場ができたかのように、人や車馬が集まってくること。名声などを慕って訪問する人が多い様子。

門前雀羅を張る
もんぜんじゃくらをはる
意味
訪ねてくる人がなく、門の前に雀が群がり遊んでいて、それを捕る網を張るほどだということ。
類義語
閑古鳥が鳴く

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