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有終の美
ゆうしゅうのび
意味
最後まで物事をやり遂げて、しかも立派に締めくくること。
類義語
仕上げが肝心

夕立は一日降らず
ゆうだちはいちにちふらず
意味
夕立は一時的に強く降るが長続きするものではない。

夕立は馬の背を分ける
ゆうだちはうまのせをわける
意味
馬の背中の片側は濡らして片側は濡らさないほど、夕立は局地的なものだということ。
類義語
夏の雨は牛の背を分ける

夕立は三日
ゆうだちはみっか
意味
夕立は一度降ると三日ぐらい続けてくることをいう。

夕鳶に笠を脱げ
ゆうとびにかさをぬげ
意味
夕方に鳶が鳴けば、まもなく雨がやむしるしである。

夕焼けに釜を研げ
ゆうやけにかまをとげ
意味
夕焼けになった翌日は晴れるので、鎌を研いで草刈りや稲刈りに備えよということ。
類義語
秋の夕焼けは鎌を研いで待て / 朝焼けは雨夕焼けは日和

往き大名の帰り乞食
ゆきだいみょうのかえりこじき
意味
旅行などで、行きには大名のように豪勢に金を使い、帰りは金がなくなって乞食のようにみじめになること。無計画に金を使って動きがとれなくなるたとえ。
類義語
上り大名下り乞食

雪と墨
ゆきとすみ
意味
白と黒で、正反対なこと、価値などの相違が甚だしいことのたとえ。
類義語
鷺と烏 / 月と鼈 / 提灯に釣り鐘 / 鍋蓋と鼈 / 雲泥の差 / 駿河の富士と一里塚

雪の明日は裸虫の洗濯
ゆきのあしたははだかむしのせんたく
意味
裸虫とは、貧しくて着る物がろくにない人のこと。雪が降った翌日は晴天で暖かくなることが多いので、裸虫でも洗濯ができるということ。
類義語
雪の明日は孫子の洗濯 / 雪の明くる日は間男の洗濯

油断大敵
ゆだんたいてき
意味
油断は心の隙であり、そのために敵に攻められて破滅したり、思わぬ失敗をしたりする。従って、油断そのものが恐ろしい大敵だという意味。
類義語
油断強敵 / 蟻の穴から堤の崩れ / 小事は大事

弓折れ矢尽く
ゆみおれやつく
意味
弓も折れてしまい、矢もなくなったということで、戦いで完敗すること。転じて、手立てが尽きてどうしようもなくなったたとえ。
類義語
刀折れ矢尽く

夢は五臓の疲れ
ゆめはごぞうのつかれ
意味
夢を見るのは内臓の疲れが原因であるということ。

湯を沸かして水にする
ゆをわかしてみずにする
意味
せっかくの苦労を無駄にしてしまうことのたとえ。
類義語
湯を沸かして水へ入るる

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