ち
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知恵多ければ憤り多し
ちえおおければいきどおりおおし - 意味
- 知恵を多く身につけてくると、人間は悪や不合理の存在に気づいて腹を立てることが増えるということ。
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近くて見えぬは睫
ちかくてみえぬはまつげ - 意味
- 離れた物はよく見える目も近接した睫は見ることができない。同じように、人は他人のことについてはわかっても、自分自身のことについてはよくわからないものだというたとえ。
- 類義語
- 秘事は睫 / 目で目は見えぬ / 目は剛毛を見るも睫を見ず
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近惚れの早飽き
ちかぼれのはやあき - 意味
- 惚れっぽい人はまた飽きやすいということ。
- 類義語
- 恋いた程飽いた / 惚れた腫れたは当座のうち / 早好きの早飽き / 熱い物は冷めやすい
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池魚の禍
ちぎょのわざわい - 意味
- 意外な災難の巻き添えを食うたとえ。とくに火事の類焼に遭うこと、また火事をいう。城門の火事を消すために池の水をくみ出したため、池の魚がみんな死んでしまったという故事にもとづく。
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馳走終わらば油断すな
ちそうおわらばゆだんすな - 意味
- 人がもてなしをする時は、何か求めるところがあるのだから、喜んでばかりいてはいけないということ。
- 類義語
- 旨い物食わす人に油断すな / 食わせて置いて扨と言い
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父父たらずと雖も子は子たらざるべからず
ちちちちたらずといえどもこはこたらざるべからず - 意味
- 父が父としての務めを果たさなくても、子は子としての務めを果たさなくてはいけないという教え。
- 類義語
- 親は親でも子は子たれ
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父の恩は山よりも高く母の恩は海よりも深し
ちちのおんはやまよりもたかくははのおんはうみよりもふかし - 意味
- 父母の恩はこの上なく大きいことのたとえ
- 類義語
- 父母の恩は山よりも高く海よりも深し / 父は天母は地
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父は子の為に隠し子は父のために隠す
ちちはこのためにかくしこはちちのためにかくす - 意味
- 父が子の犯した罪をかばい、また子が父の犯した罪をかばうというように、互いに父子でかばい合うのは正義とはいえないが、親子の情愛の現れとして当然のことであるということ。
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治に居て乱を忘れず
ちにいてらんをわすれず - 意味
- 平和な、治まった世に生きていても、世が乱れる時を思って用意を忘れないということ。平穏な生活を送っている時にも万一の場合に備えよという意味でも使う。
- 類義語
- 安に居て危を思う
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地の利は人の和に如かず
ちのりはひとのわにしかず - 意味
- どんな地理的条件の有利さも、人心の和、団結の力には及ばないということ。
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血は水よりも濃い
ちはみずよりもこい - 意味
- 同じ血のつながりがある血縁の人々は、他人よりもきずなが強いということで、いざというときに頼りになるのは、身内であるという意。
- 類義語
- 血は争えぬ
- 対義語
- 兄弟は他人の始まり / 遠い親戚より近くの他人
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茶腹も一時
ちゃばらもいっとき - 意味
- 空腹時には、茶を飲むだけでしばらくはしのげるということ。転じて、わずかの物でも一時しのぎになるということ。間に合わなければ他の物の代用でもよいということのたとえ。
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中原に鹿を逐う
ちゅうげんにしかをおう - 意味
- 政権、または支配権を得ようとする争いの意味。
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忠言耳に逆らう
ちゅうげんみみにさからう - 意味
- 真心から出たものではあっても、忠告は耳に痛いので聞き入れにくいということ。
- 類義語
- 諫言耳に逆らう / 金言耳に逆らう / 良薬は口に苦し
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中流に船を失えば一瓢も千金
ちゅうりゅうにふねをうしなえばいっぴょうもせんきん - 意味
- 流れの真ん中で船を失ったときには、たとえひょうたん一つでも貴重な浮き袋の代用となるという意味。場合によっては、つまらないものでも非常な価値があるというたとえ。
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寵愛昂じて尼になす
ちょうあいこうじてあまになす - 意味
- わが娘かわいさのあまり、手放すことをためらって嫁にやらず、ついに尼にしてしまうの意から、腹を過ぎたかわいがり方は、かえって本人のためにならないことのたとえ。
- 類義語
- 贔屓の引き倒し / 過ぎたるは猶及ばざるが如し
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朝霞門を出でず、暮霞千里を行く
ちょうかんもんをいでず、ぼかせんりをゆく - 意味
- 朝の霞には外出を避けるが、晩の霞には遠出もできる。朝立つ霞は雨の降る前兆、夕方の霞は晴天の続く前兆であることをいう。
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長所は短所
ちょうしょはたんしょ - 意味
- 何かの長所をもつ人は、自分の長所に頼りすぎて失敗することがある。従って、見方を変えれば長所は短所でもあるという意味。
- 類義語
- 得手に鼻突く / 川立ちは川で果てる
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長者三代
ちょうじゃさんだい - 意味
- 金持ちの家は三代までで、その後は続かないということ。二代目は、初代の苦労を知っているのでその財産を守るが、三代目は、ぜいたくに育っているのでその財をなくしてしまう者が多いことから。
- 類義語
- 三代続く分限なし / 長者に二代なし / 長者に三代なし / 名家三代続かず / 売り家と唐様で書く三代目 / 三代続けば末代続く
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長者富に飽かず
ちょうじゃとみにあかず - 意味
- はた目にはあれだけ金があればもういいだろうと思われるような金持ちでも、自分の富に満足はしない。金はたまり出すと、もうこれでいいということはなくなり、きりなく欲が出るものだということ。人間の欲望に限度がないことのたとえ。
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